個人事業主の事業再構築補助金の利用について解説します

補助金申請専門の蜂谷行政書士事務所所長の蜂谷です。
今回は、個人事業主の事業再構築補助金の利用について解説します
事業再構築補助金の詳しい概要は概要ページで解説しております。

結論

個人事業主も事業再構築補助金の申請ができます。

個人事業主と中小企業で提出書類は多少異なりますが、確認要件は同じです。
事業計画も中小企業とで変わる事もありません。

しかし主観ではありますが、個人事業主は事業再構築補助金の申請を考える場合、申請理由を中小企業よりも明確化する必要があると思います。
以下で理由を述べていきます。

個人事業主が事業再構築補助金を申請する上で確認すべきこと

本当に事業再構築補助金を利用する必要があるのか

どの補助金申請にも共通する部分ではありますが、補助金には補助金ごとの存在意義があり、どういった用途で利用するのか決まっております。

事業再構築補助金においては、事業(業種)の転換を図り新たなビジネス開路を切り開くための経費において補助がでます。

なので事業再構築補助金の利用を考える場合は、自分がやろうと考えているビジネスは事業転換に当てはまるのかを確認する必要があります。

事業再構築補助金の利用が考えられるシーンは、
「今後自分がやりたいことが事業転換だから事業再構築補助金を利用する場合」と、
「事業再構築補助金を利用して事業転換を行う場合」が考えられます。

まずはこの2パターンに当てはまっているかを確認し、当てはまっていない場合は事業再構築補助金の趣旨に適していない事が考えられますので、利用を見送ったほうが良いでしょう。

また採択された後も補助事業実施後の報告書や、帳簿作成(補助事業の実施に必要なモノの購入)といった、手間がかかる作業もあります。

このような事を考えずに申請を行い仮に採択されたとしても、後で痛い思いをする方も拝見しておりますので注意が必要です。

補助金の中で事業再構築補助金が最適解か

個人事業主は利用できる補助金が事業再構築補助金以外にもあります。
ものづくり補助金小規模事業者持続化補助金です。

ものづくり補助金は、新しい商品を開発したい場合。
小規模事業者持続化補助金は、販路開拓(ホームページ作成やチラシ配布等)を行いたい場合に利用します。

上記でも説明しましたが、自分の事業の趣旨にそった補助金を利用することが、採択率向上にも、売上高の増加にも影響します。

またどの補助金にも共通しますが、補助金申請で一番重要なのは、事業計画書の作成です。

どの補助金でもちゃんとした事業計画書を作成しなければなりませんが、事業再構築補助金の利用を考えている事業者はどこも「起死回生の一手や事業をなんとかしたい」といった、必死な思いで望んでいる方が多いので事業計画の質が高くなることが考えられ、生半可な事業計画では採択されないと思います。

補助利用額

補助金毎に最大補助金は異なり、利用する事業者毎に補助額は異なります。

事業再構築補助金の最大補助額は1億円です。最小補助額は100万円です。

勿論1億円以下の補助利用でも問題ありません。

ですが一度採択を審理する側になって考えてみてください。

もし仮に100万円の補助利用を考えている事業者と1億円の補助利用を考えている事業者がいた場合にどのように考えるでしょうか。
今回はわかりやすく、ほぼ同じ補助事業内容、2者とも特に加点項目はないと考えます。
つまり差別点は経費利用額しかないという場合です。

普通設備投資額が大きければ大きいほど、事業が拡大されると考えられ、その後の売上も増加します。
その場合今回の例は極端ですが、補助額が大きい会社の方が事業拡大の意思が伺え、国としても経済発展に関与してくれると考えます。
そうなればどちらを採択するかはお分かりいただけると思います。

そもそも論を言えば審査方法は比較制ではないので、上記場合は起こり得ないのですが補助額の規模は確認部分に入るのは確かです。
下限ぎりぎりの補助規模であれば、事業計画が良くなければあまり良い印象は残らないと思います。

最後に

今回は個人事業主の事業再構築補助金の利用について解説しました。
まとめますと、「個人事業主は事業再構築補助金を申請できるが、事業再構築補助金の利用がベストなのかを考える必要がある」という事になります。

個人事業主は中小企業よりも少人数で事業を行っている場合が多いと思いますが、いざ申請を試みても申請作業の負荷が高くハードルが高くなりがちです。

明確な利用意図がない場合は大変な思いをして、時間が無駄になったという結果になりかねません。

今回の解説をもとに明確な使いみちがあるのかを考えてみてください。

当事務所でも個人事業主の方からの事業再構築補助金の利用相談を受けましたが、注意点を説明したところ、申請を見送り別の補助金を申請して見事採択された事業主の方もおります。

当事務所では、補助金申請支援を行っており、勿論事業再構築補助金も対応しております。
現在初回無料の申請支援やヒアリングを行っております。

事業主の方で事業再構築補助金を考えている方も別の補助金利用を考えている方も、お気軽にお問い合わせください。